不妊症
こんにちは!
健康なのに子どもができない?
今回は不妊症についてです。
不妊症で悩んでいる人は多いです。
こんなエピソードがあります。
不妊のエピソード
エピソード①
「一人目は順調に授かったため、二人目もすぐ授かるだろう、と自然にまかせた妊活をしようと思っていました。
しかし、一人目が卒乳して半年以上たってもなかなか生理が再開せず、産婦人科を受診。
しばらく不妊治療をしていましたが、子育てしながらの不妊治療は大変ですしなかなか二人目は授かれず…。
しばらく悩みましたが、新しいやりがいのある仕事を見つけて、しばらくは二人目の
事を忘れて仕事に専念することにしています。」
エピソード②
「うちは、1人目も時間がかかりましたが、2人目は夫婦生活が減少してタイミングが合わなかったり、育児などのストレスの生理が不安定で余計妊娠しづらい状況になってしまっていました。
周りからの二人目コールもしんどくて、やっとの思いで授かった命も8週で流産。
2人目の妊娠がどんどん遅れてしまうたびに、自分の年齢も重ねていくので余計妊娠しづらくなってしまうので焦る一方。
悪循環ですね。
あきらめてしまいたい気持ちと、あきらめたくない気持ちがせめぎ合っています。」
引用:https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Papimami_119678/
育児による疲れ、ストレス、加齢など、様々なことが重なり、思うように妊活がうまくいかないようです。
不妊とは?
「健康な男女が避妊をしないで性行をしてるのに、1年以上妊娠しないこと」です。
ただ、排卵がなかったり、子宮内膜症になっていたりする場合も妊娠しにくいです。
※子宮内膜症とは、子宮内側以外の場所で子宮内膜に似た組織が増殖する病気です。
引用:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/endometriosis/
不妊の原因は?
不妊の原因は女性だけでなく、男性にもある場合があります。
不妊の原因は、女性に原因がある割合が50%、男性に原因がある割合が50%と言われています。
ただ、原因が特定できない場合もあります。
女性の原因
- 排卵が起こらない。
排卵が起こらないと妊娠できません。
排卵が起こらない原因は、太り過ぎor痩せすぎ、男性ホルモンが高い、女性ホルモンが低いなどです。
- 卵管に炎症などがある。
卵管とは、精子が卵子に向かい受精した卵子が子宮に戻るための道です。卵管が炎症などで詰まってしまうと妊娠が起こらないです。
- 子宮頸管の粘液の分泌が少ない。
子宮頸管とは子宮の出口を閉めている部分で、液体(粘液)が分泌されているのですが、分泌される液体が少なかったりすると、精子が卵子まで到着できないため妊娠が起こりにくいです。
- 免疫によって精子を攻撃してしまう。
精子を攻撃するような反応(免疫反応)が起こると、精子が卵子にたどりつけないため妊娠が起こりません。
抗精子抗体といわれる精子を攻撃するタンパク質を持っている女性の場合、このような反応が起こってしまいます。
- 子宮内膜の血流が悪い。
子宮の形に異常があり血流が悪かったりすると、子宮に到着した受精卵に栄養を届けることができないため、妊娠できないです。
-
加齢による卵子の質の低下。
30歳を過ぎると妊娠する確率が下がります。
35歳を過ぎるともっと確率が下がります。
男性の原因
- 精子の数が少ないか無い。
精子を作る能力が低下すると数が少なくなり妊娠が起こりにくくなります。
- 精子が射精されない。
炎症などで精管と呼ばれる精子が通る道が詰まってしまうと、射精しても精子が含まれていないため妊娠が起こらないです。
- 射精できない。
勃起障害(ED)などがあると射精できないです。
ストレスがや精神的なプレッシャー、糖尿病などの病気があると射精されないです。
- 加齢による精子の質の低下。
35歳くらいで精子の質がだんだん低下していきます。
不妊の検査
女性の検査
- 内診・経膣超音波検査
子宮内膜症などの病気がないかを検査します。
子宮内膜症がある場合、MRI検査などを追加で行う場合があります。
- 子宮卵管造影検査
卵管に詰まりがないか、子宮の形に異常がないかを検査します。
- ホルモン検査
女性ホルモンなどの分泌を検査します。
妊娠が起こる時期(黄体期)に女性ホルモンがちゃんと分泌されているのかを検査します。
- 性交後試験
排卵日に性行を行い、その翌日に女性の子宮頸管粘液を採取して、粘液中に含まれる精子の運動性(ちゃんと動いているのか)を検査します。
また、必要に応じて抗精子抗体があるのかについても検査します。
男性の検査